学校側「まじめで誠実な仕事ぶりで、目立った変化はなかった」
この中学校の教頭は6月26日、J-CASTニュースの取材に対し、男は、2016年に非常勤講師として採用され、翌年から専任講師として勤務していると説明した。数学を担当し、硬式テニス部の顧問も務めており、まじめで誠実な仕事ぶりだったという。
犯行のあった6月25日は、期末試験の初日で、男は、前日から2日間の休暇を取っていた。教員は休みが取りづらいので、授業や試験監督がないときに休むという。テニス部の学園祭発表で忙しく、体調を崩して具合が悪いとこぼしていたともしている。
「トラブルなどの心当たりはないですね。ふさぎ込んでいるといったこともなく、普通に勤務しており、目立った変化はありませんでした。しかし、このようなことが起きてしまい、何か悩みがあったのだろうか、と考えてしまいます」
女子生徒は25日、試験を受けて2時間で学校から帰っており、変わった様子はなく普通にしていたという。
中学校では26日、緊急の集会を開き、校長が「怖がらせてしまって申し訳ない」と生徒に謝罪した。27日は、保護者への説明会を行うとしている。
群馬県警の捜査第1課は26日、男がなぜ女子生徒を監禁したかについて、「動機については捜査中です」と取材に話した。女子生徒は、目の結膜に血がにじんでいたほか、右の首に全治1週間の切り傷があったといい、同課は、住居侵入、略取、監禁致傷の疑いで27日に男を身柄送検する予定だと明かした。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)