緊急トレードにみる原監督の「本気度」 それでも「補強第3弾」がささやかれるワケ

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   プロ野球の巨人と日ハムで2対2のトレードが成立した。2019年6月26日、両球団が発表した。巨人の吉川光夫投手(31)、宇佐見真吾捕手(26)と、日ハムの藤岡貴裕投手(29)、鍵谷陽平投手(28)がトレードされ、吉川は3年ぶりの古巣復帰となる。

   巨人はリーグ首位に立つものの、不安のある中継ぎの強化が急務となっており、今回のトレードで中継ぎを補強した形だ。

  • 日ハムにトレードされた宇佐見真吾捕手
    日ハムにトレードされた宇佐見真吾捕手
  • 日ハムにトレードされた宇佐見真吾捕手

デラロサに続く中継ぎの補強

   交流戦を終え、リーグ戦再開を前にして巨人が緊急トレードを行った。吉川、宇佐見と交換で獲得したのは、中継ぎ要員の藤岡と鍵谷。中継ぎの補強が課題だった巨人と、捕手と投手の補強を目指していた日ハムの思惑が合致したことで、今回の1投手1捕手に対する2投手のトレードが成立したとみられる。

   今回のトレードは補強第2弾となる。巨人は中継ぎの補強としてダイヤモンドバックス3Aのルビー・デラロサ投手(30)を獲得。6月22日にデラロサと合意に至ったことを発表した。今回はこれに続く中継ぎの補強となり、5年ぶりの優勝に向ける原辰徳監督(60)の「本気度」がうかがえる。

   エース菅野智之投手(29)の不振により、先発陣のコマ不足にあえぐ巨人だが、その一方で開幕から続く中継ぎ陣の不安定さは相変わらず。6月21日のソフトバンク戦では、森福允彦投手(32)が満塁弾を浴び、この日マウンドに上がった宮国椋丞投手(27)、ライアン・クック投手(31)らも失点を記録。22日には3人そろって出場選手登録を抹消され2軍降格となった。

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