木浪の走塁ミス「悔やまれる走塁に...」
「おそらくあの場面の指示は、ゴロでは基本的に進塁をしない『ゴロストップ』だったと思います。ただ、近本選手の打球は高くバウンドしたので、あそこはホームインしてほしかったです。私が現役時代、『ゴロストップ』のサインが出ても、バウンドが高ければ走るという教育を受けました。おそらく矢野監督もそのような感覚があったと思います。コーチと木浪選手の意志の疎通が完ぺきではなかったかもしれません。得点の絶好の機会だっただけに悔やまれる走塁になってしまいました」(野口氏)
阪神は73試合を消化して現在、貯金「1」でリーグ3位につける。リーグ2番目となる302失点を記録している一方で、チーム防御率3.44はリーグ2位の数字。これらの数字が示すように投手の自責に結びつかない失策絡みの失点が多い。
「阪神の投手力は高く、それは防御率にも表れています。打線もある程度、点を取ることが出来ています。失策は今後の課題になると思いますが、チーム力を見ても中盤以降、阪神は間違いなく上がっていくでしょう。期待していいと思います」(野口氏)