フィルムカメラでモノクロ写真を... カメラ愛好家の人気、いまなお健在

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フィルム愛好家から「販売継続を望む声」が

   一方、富士フイルムが昨秋終了したモノクロフィルムの発売を今秋再開するのは、現在もフィルムカメラの愛好者が存在する証拠だろう。復活するのは富士フイルム伝統のモノクロフィルムブランド「ネオパン」。新たなネオパンは「ネオパン100 アクロスII」として新開発。19年秋に35ミリサイズとブローニーサイズの2種類を発売する予定という。

   富士フイルムは需要減少と、生産に欠かせない原材料が入手困難になったため、昨秋にモノクロフィルムの販売を終了していた。しかし、「フィルム愛好家をはじめ独特の風合いによる写真を好むSNS世代の若年層を中心に、当社の白黒フィルムの販売継続を望む声が多く寄せられた」という。入手困難になった原材料については「代替品の研究や新たな原材料に合わせた製造プロセスの抜本的な見直しにより、アクロスIIの開発に成功した」というから、愛好者には朗報だ。

   富士フイルムはアクロスIIについて「世界最高水準の粒状性と立体的な階調再現で超高画質を実現し、幅広い分野の撮影に適している」と説明している。

   現在もF6を生産・販売するニコンと並び、日本を代表するフィルムメーカーがモノクロフィルムの販売を再開してくれることで、暗室にこもりモノクロ写真を現像する楽しみは今後も続けられそうだ。

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