もっと広めたいロシアのカルチャー
日本ではロシアというとまだまだ暗いイメージがあるという古池さん。この機に結成した実行委員会も、文化交流にとどまらず、サブカルチャー面にもフィーチャした、ソ連・ロシアのポップで親しみやすい文化を広げるべくイベントを企画していきたいと、古池さんは考えている。帝政時代の音楽・文学やソ連時代のミリタリー趣味のイメージも強いが、まだまだ日本で知られていない文化がロシアにはあるという。
「ロシアには、マトリョーシカとボルシチとピロシキ以外に、日本人が好きそうなものがいっぱいあります。また、個人的には、日本人のイメージのボルシチもピロシキも、現地のものとは違っています。まだまだ日本のロシア・ソビエトの文化は、ステレオタイプから脱していないと思っています」
と古池さんは指摘する。楽しみながらロシアの大地の多彩な文化をもっと広めていこうというこの団体、異色な方向からの日露交流のためのイベントを、二手三手と打ち出してくれるかもしれない。
J-CASTニュースは在大阪ロシア総領事館にも話を聞こうと質問をメールで送ったところ、6月18日に回答メール(英語)が届き、
「『Clubソビエト』は確かに7月27日に在大阪ロシア連邦総領事館で行われる予定です。詳細は主催者にお尋ねください(編集部訳)」
とのことだった。
(J-CASTニュース編集部 大宮高史)