日本でも活動した台湾出身の女優、ビビアン・スーさん(44)について、その近況がSNSやメディアなどで伝えられ、大きな話題になっている。
その努力でつかんだという現在の姿に、驚きの声が上がっているのだ。
上海でMBAも取得、「努力すればチャンスは来る」
ビビアン・スーさんといえば、あの可愛らしい笑顔だ。
1997年に、バラエティ番組出演がきっかけで人気を集め、ウッチャンナンチャンの南原清隆さん、キャイ~ンの天野ひろゆきさんと音楽ユニット「ブラックビスケッツ」を結成した。翌98年に発表した曲「タイミング~Timing~時機」は、200万枚を売る大ヒットになり、この年のNHK紅白歌合戦にも出場した。
2000年からは、台湾に拠点を移して映画出演などの活動を続けており、14年にシンガポールの実業家男性と結婚し、現在は3歳の息子がいる。
そんなビビアンさんだが、最近、日本でも再び注目を集めつつある。
16年から世新大学上海学院のMBA(経営学修士)コースに入り、子育てをしながら勉学に努め、19年になってMBAを取得したことが日本でも報じられたからだ。
ビビアンさんは6月1日、卒業式で着用した黒いアカデミックドレス姿をインスタグラムで披露し、この成果を中国語で報告した。
それによると、ビビアンさんは、幼少期は貧困に苦しみ、家族が1日食べられ、ネズミのいない雨風のしのげる家に住むことを目標にしてきた。14歳で仕事を始め、人生のいくつかの転機で大きな決断をしてきたといい、「十分な努力がある限り、チャンスはいつか必ずやってくる」と訴えている。