ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(87)についての情報が錯綜している。情報が拡散し始めたのは2019年6月18日。芸能ジャーナリストらのツイートを元にしつつ、ジャニーさんが救急搬送されたとする情報がSNS上を駆け巡った。
翌19日になると、ネット上の動きを報じるメディアが出始めたほか、「東京スポーツ」でも、「ジャニー喜多川社長 救急搬送」との見出しが1面を飾った。その後も関連ニュースが小出しにされるなどしているが、救急搬送の事実も含め、はっきりとした情報はなく、ジャニーズファンの間ではウワサがウワサを呼ぶ状況となっている。
「ファン集結」「会見準備」などウワサ広がる
こうした中、ネット上では具体的な都内の総合病院の名前を挙げ、「所属タレントや、それを目当てにしたファンが集まっているらしい」「記者会見の準備が進んでいるらしい」といった説が広まっている。ツイッターで多くつぶやかれた言葉を集計するYahoo!リアルタイム検索でも、21日午前にこの病院名が上位入りした。
実際のところはどうか。J-CASTニュース記者がウワサになっている病院を訪れたのは21日正午頃。ツイッター上などでは人だかりができているといった情報もあったが、そのような状況はなく、病院を訪れた人がエントランスの中に入っていくなど、平日の昼間の病院の日常とでもいうべき光景が広がっていた。1時間ほどの間には緊急患者が運ばれたとみられる様子もなく、実に穏やかな景色がそこにあった。
ただ、病院周辺の歩道を歩いてみると、人を待つかのような、かといって何をするわけでもなくたたずみつつも、眼光鋭く周囲を睨みまわす私服姿の中年男性や中年女性が3、4人いたのも事実で、マスコミ関係者の可能性もある。
J-CASTニュースでは21日、この病院にSNS上で情報が流布していた「会見」の有無も聞いたが、そうした予定はないとのことだった。
日本アイドル史の「生きる伝説」をめぐる一連の憶測。今後、大きな動きは果たしてあるのだろうか?
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)