大阪府警の吹田署向かい側で地元有志が手入れしている歩道脇の植え込みにテレビ局のカメラマンらが脚立を立てたとして、付近住民がツイッターで憤りを露わにしている。
カメラマンらには張り紙や口頭で注意したと写真や動画を投稿しており、指摘を受けたNHK、大阪・毎日放送(MBS)は、J-CASTニュースの取材に対し「迷惑をかけた」として謝罪した。
「植え込みは、近隣住民の有志が毎日お世話」
両脇の歩道に挟まれたスペースに、芝生の植え込みがあり、そこに大小2つの脚立が立てられている。よく見ると、「NHK-大阪報道」「MBS」のシールが脚立に貼られていた。夜でいったん帰ったのか、カメラマンらの姿はそこにはなかった――。
この写真は、吹田署の近くの住民の男性が2019年6月17日にツイッターに投稿した。
「この辺りの植え込みは近隣住民の有志(主に高齢者の方々)が毎日お世話をして手入れをされています。そんな素晴らしい植え込みをマスゴミが脚立で踏み荒らしています」
男性は、ツイートでこう訴え、「NHK-大阪報道」の脚立に抗議の張り紙をしたとして、その写真もアップした。
吹田署では、拳銃強奪事件の容疑者が取り調べを受けており、マスコミ各社は、翌18日にも予想される容疑者送検の様子を撮ろうとしていたらしい。
この日になると、各社のカメラマンらが午前中から集まり出し、男性は、別の脚立などを芝生に置くカメラマンらの姿が見えたとして、その場に行ってクレームを入れたことも明らかにした。