「突然連絡が付かなくなった(無視された)」が2割いる
対する就活生は、「電話」が圧倒的だ。就職情報大手マイナビが17年9月から10月にかけて新卒採用実績がある企業に対して行った「2018年卒マイナビ企業新卒内定状況調査」では、「学生からの内々定辞退の方法」を複数回答で聞いている。最も多かったのが「電話で」で90.5%。「メールで」も53.2%おり、「手紙で」が14.1%だった。「直接会った際に口頭で」は6.6%にとどまった。「突然連絡が付かなくなった(無視された)」も19.6%いた。今回の日経アンケートでは、「辞退経験のある入社1~2年目の若手社員」も対象になっており、近い結果(電話85%、メール24%、対面7%)が出ている。
望ましい内定辞退のあり方には諸説あるのも事実で、就職情報大手2社のウェブサイトの説明も、
「担当者が日中忙しかったり不在にしていたりする場合も考えられるので、まずはメールで連絡してみましょう」(リクナビ)
「内定辞退をする場合は、メールではなく担当者に電話連絡をして謝罪するのが一般」(マイナビ)
と対照的だ。ただ、両社の記事では、対面での辞退を求めるような記載は見当たらなかった。