野党の敵は「ゆ党」?
最後に登場した片山氏が口にしたのが衆院解散の話題だ。野党による問責決議案や不信任決議案をきっかけに解散する可能性について、安倍氏は「頭の片隅にもない」などと否定。
報告書をめぐる政府の対応については、
「受け取ったらいいじゃないですか?受け取ったら困るんですか?あるいは直したらいい」
と苦言を呈した。
この時点で時間切れだったが、片山氏は野党についても
「もう時間がありませんが、申し上げますがね、年金についてね、野党も非難するだけじゃダメなんですよ。具体の提案をしないと。具体の建設的な論議をしないと、そりゃダメなんですよ。我々は検討してますから、みんなで議論すべきだと思います」
などと非難。「そうだ!」という声とヤジが交錯し、議場は騒然となった。与党でもなく野党でもない「ゆ党」としての立ち位置を改めて鮮明にしたと言えそうだ。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)