「スタッフが、一方のお客様から事情を聞かなかった」
都美術館は6月17日夜、公式サイトを更新し、「館内トラブルについてのお詫び及び今後の対応について」と題して事情を説明した。峰さんについては、「館内トラブル時の美術館の対応により、ご不快な思いをさせてしまいました」とし、連絡を取ってお詫びしたと説明した。
そして、「今回の件では、警備スタッフが、一方のお客様から事情をお聞きしなかったことなど、トラブル後の対応が十分でなかったことに加え、お客様に配慮を欠くご案内をしてしまい、改めて深くお詫び申し上げます。また、特定のお客様に特段の配慮をしているかのような誤解を与えてしまったことに対しても、重ねてお詫び申し上げます」と改めて謝罪した。
そのうえで、「トラブルが発生した際は、双方のお客様から丁寧に事情を確認し、状況によっては毅然とした対応をとるなど、より一層お客様の立場に立った対応を心がけてまいります」としている。
都美術館の「お詫び」を受けて、峰さんは「本日、東京都美術館の方から美術館側の対応について謝罪をいただきました」などとツイート。「また興味のある展示があればお伺いしようと思っています」としたうえで、
「あと今回の件で障害を持っている方全体を非難するようなツイートをちらほら見かけるのですが、そういうことはやめてください」
と呼びかけた。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)