「車イスの男性から殴られた」 漫画家ツイートで都美術館が謝罪

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   東京・上野の東京都美術館内で車イスの男性からいきなり殴られたと、漫画家の峰なゆかさん(34)がツイッターで主張し、何があったのかと波紋が広がっている。

   峰さんは、美術館側は「注意しかできない」と言っていたと批判しており、美術館側は、「配慮を欠いた」と公式サイト上で謝罪した。

  • 漫画家がツイッターで訴え
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「『常連のお客様で頻繁にトラブルを起こす方』と言っていた」

   峰さんは、30歳前後の男女の日常を赤裸々に描き、深夜ドラマにもなった4コマ漫画「アラサーちゃん」などで知られる。

   2019年6月15日のツイートによると、峰さんは4月から始まったウイーンの画家グスタフ・クリムトの展覧会に行き、絵を見ていると、いきなり車イスに乗った男性に殴られたという。驚いて動けないでいると、男性はさらに、無言で峰さんを2、3発殴ったとしている。

   峰さんが美術館のスタッフにこのことを伝えると、次のような内容のことを言われたという。

「常連のお客様で頻繁にトラブルを起こす方なんですけど、こちらでできることは口頭注意くらいです」

   痛さと惨めさから峰さんは大泣きしてしまい、スタッフが峰さんを救護室まで連れて行ったそうだ。もしこれが本当なら刑事事件になる可能性があるが、峰さんは、「もうびっくりしすぎて警察を呼ぶとかまで頭が回らなかった」と言う。今回のことを受けて、「東京都美術館には二度と行きたくないよ! ていうかもう外出するのが恐怖!! という感じになっている」と不安な気持ちを漏らしていた。

   峰さんの最初の投稿は、3万件以上もの「いいね」が付いており、様々な声が寄せられている。

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