若林晃弘が一歩リード? 巨人セカンドのレギュラー争いは...

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   巨人は2019年6月16日、札幌ドームで日ハムと対戦し、7-3で勝利した。巨人はエース菅野智之投手(29)が先発し、初回に4連続安打で3点を失ったが、その後、持ち直して7回を投げ切った。打線は2回に一挙5点の大量得点でエースを援護。4回、5回とそれぞれ1点を追加し、スコット・マシソン投手(35)、中川皓太投手(25)の投手リレーで逃げ切った。チームは交流戦8勝4敗で交流戦2位、リーグでも2位につけ首位・広島に0.5ゲーム差の展開となった。

   エースの失点は打線がカバーする。2回、巨人の強力打線が爆発した。この回先頭の岡本和真内野手(22)がレフト前ヒットで出塁すると、大城卓三内野手(26)がライト前ヒットで続いた。若林晃弘内野手(25)が四球を選び1死満塁とし、重信慎之介外野手(26)の犠牲フライでまずは1点。その後、3連続ヒットが飛び出し、大量5点のビッグイニングとなった。

菅野は2回以降「ほぼ完ぺきな投球だったと思います」

   6月9日のロッテ戦から中6日で臨んだ菅野は、初回にまさかの4連続安打を浴び、不安を感じさせる立ち上がりだった。菅野の初回の投球に関して、一昨年まで日ハムの2軍監督を務めた野球解説者の田中幸雄氏(51)は「初回はコントロールが定まっていないように感じました」とした上で、次のように語った。

「ヒットを許した球は甘めの球でしたが、大田(泰示)選手に対する球はアウトコースの難しい球でした。あれは打った大田選手がうまかったといえるでしょう。大田選手は腕が長いのであの球をはじき返すことができました。初回に3点を失ったとはいえ、その後の菅野投手の投球はさすがでした。2回以降スライダーとフォークをうまく使い、ほぼ完ぺきな投球だったと思います」

   巨人の野手で田中氏が高く評価するのは、売り出し中の若林だ。今年2年目の若林は、6月6日の楽天戦で今シーズン初スタメンを果たし、2安打を放ちプロ初打点をマーク。今シーズンはここまで14試合に出場し打率.424を誇り、出塁率は.487で8打点を挙げている。16日まで10試合連続でスタメン出場し、首脳陣の期待に応えている。

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