なぜメジャーリーガーは、ベンチで「ヒマワリの種」を食べるのか

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「大谷選手のように行儀のよい選手は...」

   このような背景からヒマワリの種は、ガムと並んで需要が急上昇したという。では、なぜメジャーリーガーは試合中にヒマワリの種を食べるのか。もうお分かりの方もいるかもしれないが、ようは選手の「暇つぶし」が理由である。試合に出場している選手はいざしらず、ベンチで出番を待っている選手、そしてブルペンで登板の機会をうかがう選手の絶好の退屈しのぎの「種」となっている。クラブハウスやベンチには、ヒマワリの種の他にカボチャの種が用意されることもあるが、カボチャの種はヒマワリの種に比べて大きいため、口の中でもてあそぶには適さず、小粒なヒマワリの種が圧倒的な人気を誇る。

   メジャー流ヒマワリの種の食べ方をMLBの元職員が教えてくれた。

「多くの選手は一度に20から30粒ほど、左右どちらかの頬にためる形で頬張ります。それを舌で一粒一粒、頬から移動させて前歯などで殻を割って中身を食べます。ローストされているので、パキッと殻がきれいに割れ、その殻をベンチの床に吐き出すのが主流ですね。暗黙のルールで人工芝のグランドに殻を吐き出すことはしませんが、屋外の天然芝の土のグランドに殻を飛ばす選手はいます。大谷選手のように行儀のよい選手はメジャーではあまり見かけません」
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