新社会人が「仕事のできる同期」に劣等感を抱いたら... 専門家にアドバイスを聞いてみた

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まずは「自分にできること」を探す

   小野さんは、企業は「次世代に続く会社」を作るために採用活動をしていると説明し、まずは自分と「できる同期」の仕事ぶりがどう違うのかを明確にするようアドバイスする。

「できるorできないという『can』の尺度以外でも、できる人はやっていないけど自分としてはやったほうがいいと考える『should』の領域、できる同期でも忘れがちな『must』の領域を再確認するなど視点を変えながら関わっていきましょう」

   また、すでに不安や劣等感を抱いてしまった新社会人には、話ができる上司や先輩と一緒に「今の自分にできること」を探すようすすめる。仕事のできる、できないは「相対的」だからだ。

「例えば、1日に10件の契約を結ぶことができる同期と、1日に2件の契約を結ぶことができる自分を比べるのであれば、もちろん10件の契約を結ぶことができる方が『できる同期』ですよね。しかし、仕事の成果というのは契約数だけで見るものなのでしょうか。クレームがつかないことや、定期的に契約を見直してくださるお客様を確保すること、新しいお客様を紹介していただけることなど、一日の契約数以外でも評価できるポイントは出てきます」
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