座談会が始まる前の「こぼれ話」
ところで、同座談会は、東京都内の居酒屋個室で開催した。最初に入店したのは「末っ子」坂田さん。
「そりゃ、先輩を待たせたらマズいでしょ」
ほどなくして「次兄」永友さんから、坂田さんに連絡が入った。
「坂田? 場所、分からへん。っていうか、(今泉)清さん、来てる?」
と、先輩に気を使いながら入店した。
最後に「長兄」今泉さんが、
「おう、久しぶり。待たせたな」
と言って入店。
坂田さんは、
「清さん、罰金ですよ!」
と冗談が飛び交った。
高校や大学ラグビー界には、かつて「しぼり」と呼ばれる伝統行事?があった(現在では、ほとんど行われていない)。だらしないプレー、練習環境の整備不良、生活面で粗相をした下級生に対して行われていたもので、例えば大学では、
・4年生=しぼり決定権
・3年生=しぼり実行権
・2年生=1年生の監督不行き届き、連帯責任でしぼられる
・1年生=果てしなく、しぼられる
ヘロヘロになるまで練習した後、さらに「星が出るまで(または、夜が明けるまで)走らされる」というものだ。
大学も違うアラフィフ(50歳前後)の3氏でも、いまだにその関係が受け継がれているのか...と思うと、何だかおかしくなってしまった。