W杯後、日本ラグビーが「祭りのあと」にならないためには?

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「総合スポーツクラブ化」という道

   少々、話が脱線したが、永友さんは、

「学生ラグビーにもう1度、フォーカスしたいよね。(将来的に)『やりたい』って子、絶対に出てくる。絶対、増える。間違いなく増える。普及や育成は、そういった(子どもに興味を持ってもらう)ことから」

と語気を強める。

   今泉さんも

「(日本代表が8強以上を目指すというような)上を高くするためには、下を広げないと」

と、普及や育成の重要さを指摘する。

   一方で海外留学経験のある今泉さんからは、ユニークな話が飛び出した。

「少子高齢化の昨今、ラグビーだけでやろうとしても無理だと思う。例えば、ニュージーランドなんかは、いろんなスポーツと一緒になって、その中にサッカー、ラグビー、バレーボール、バスケットボールなんかがあって『今日、ラグビーの試合があるから行こうぜ!』『明日はサッカーが試合だから応援しよう!』って感じ。これからの人口減少、コミュニティー化っていう時代には、大切だと思う」

   永友さんは、

「『部活動』っていう考え方が、そもそも古いのかもしれませんね」
「そうそう。ダメな監督やコーチがいたら、よそのチームに移るとか。海外では、当たり前だもん」

と、今泉さんも同調する。

   元日本代表3氏をしても「日本にラグビーをいかに根付かせるか?」という結論は、なかなか出なかった。

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