若手記者「辛い思い出が蘇る」
現役の若手記者はどう感じているか。4年目の男性記者(27)はJ-CASTニュースの取材に、「ペラは使わないけど、どれも辛い思い出が蘇る」と苦い経験を明かした。
大きな事件の発生時、記者には他社の動向をチェックする業務が求められる。スタンプではこの動作にちなみ、「どこの社がいる?」「他社がまだいます」「他社が帰るまで」といった文言も用意。前出の記者は
「大きな事件だと『とりあえず、NHK帰るまでは』って言われて、絶望したの思い出し...笑」
と振り返る。
定時になったら警察署の報道担当者に、「平穏ですか?」と管内の状況を聞くのも仕事の1つ。常套句として使う「平穏ですか?」も含まれている。前出の記者は
「今のところ発表はないよーと言われた30分後に発表あるとか。あんのかいって当直(の署員)に突っ込んだこともある」
と恨み節だった。
スタンプの料金は、120円。
(J-CASTニュース編集部 田中美知生)