「快適な車内」以上の効果
西武鉄道広報部にJ-CASTニュースが取材したところ、当初は
「コウペンちゃんのキャラクターを生かし、マナーの『良い例』を載せることでお客さまの気づきにつなげ、快適に車内をご利用いただけることを目指して制作しました」
という狙いだったそうだが、それを超えてストレス社会の中で、コウペンちゃんに癒される人が続出した。「乗って元気になる車両」というコンセプトも見事社会にヒットしたようだ。これにはインターネット上でも、
「最寄りの線にもほしい」
「押しつけがましさがないのがいい」
など、西武沿線外でも知名度と評価する声が広がっている。
西武鉄道は18年にも、サンリオの「ぐでたま」とのコラボキャンペーンを行い、やはりキャラに合わせた脱力的な台詞が電車や駅を飾っていた。このゆるさ、コウペンちゃんとのコラボにも関係があるのでは、と聞いてみたが、
「直接的なかかわりはございませんが、キャラクターとのコラボキャンペーンはお客さまからの評価も高いため、今回はご縁のあったコウペンちゃんとコラボさせて頂きました。お客さまに親しみやすい鉄道会社だと思って頂けると嬉しいです」
とのことだった。
(J-CASTニュース編集部 大宮高史)