日本に「良いイメージ」持つ韓国人増える一方で... 日本人がその逆な理由

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徴用工・レーダー問題、日本の方が深刻に受け止める

   「現在の日韓関係についてどう思いますか」という問いには、日本では63.5%が「悪い」と答え、前年より22.9ポイントも増えた。韓国で「悪い」と答えたのは11.3ポイント多い66.1%だった。「悪い」と答えた人の伸び率は日本の方が圧倒的に高く、日本の方が元徴用工・レーダー照射の問題を深刻に受け止めているとみられる。

   韓国に行く日本人が増えたにもかかわらず日本人の対韓感情が悪化した背景には、現地の観光で得られたポジティブな感情を、両問題をめぐるネガティブな感情が上回ったことがあるとみられ、言論NPOの工藤泰志代表も

「基本的に、そういう整理しか今回はできない」

と話す。工藤氏は、民間交流が「今、かろうじてクッション役になっている」とも話すが、

「民間、市民レベルでの交流は大事だ。どれだけ政府(間の関係)が悪化しても、それを抑え込む力がある。だけど、今はギリギリだという実感がある」

と危機感を募らせていた。

   調査は日本では5月18日から6月3日まで訪問留置回収法、韓国では5月15日から5月27日まで調査員による対面式聴取法で行われた。有効回答数はそれぞれ1000、1008だった。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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