「撮影立ち入りを防ぐためでなく、老朽化で安全を考えた」
真相はどうなっているのか、JR九州の熊本支社にJ-CASTニュースが取材すると、総務・企画課の担当者が6月10日にこう説明した。
「電車を撮影する人が入らないようにする目的ではありません。長年、ホームの端の部分は使用しておらず、老朽化も進んでいるため、安全のために立ち入りができないようにしました」
鹿児島本線では、九州新幹線が全線開業してから特急は一部を除いてなくなり、現在は、普通電車(2、4両編成)と貨物電車が走っている。フェンスの柵は、上下線のホーム両端の計4か所で3月15日に設置した。
植木駅は、周囲に大きな建物がなく、電車全体が撮れるとして鉄道ファンの姿は多いというが、これまでに線路に立ち入るなどのトラブルは聞いていないという。柵の設置後も、乗り越えるなどして撮影するケースも聞いていないとしている。
JR九州管内では、三角線の駅などでも、数年かけてホーム上の柵設置を進めているそうだ。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)