「文春砲」に真っ向反論 AKB矢作萌夏、スキャンダルに「事実とは全く違います」

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   自らに関するスキャンダル報道を「黙殺」するアイドルが多数派を占めるなか、AKB48のメンバーが「文春砲」に真っ向から反論する異例の展開だ。渦中にあるのは、矢作萌夏(やはぎ・もえか)さん(16)。AKB48メンバーとしてのキャリアは約1年半に過ぎないが、2019年1月にはソロコンサートを行い、7月にはファースト写真集の発売も決まっている、グループ有数の成長株だ。

   その矢作さんが、高校の同級生と交際しているとする「週刊文春デジタル」の報道について「事実とは全く違います」と訴え、ネット上に流布される写真も「デマや捏造」だと主張している。

  • AKB48の矢作萌夏さん(2019年1月撮影)
    AKB48の矢作萌夏さん(2019年1月撮影)
  • AKB48の矢作萌夏さん(2019年1月撮影)

ため口で会話する指原さんは「すちはらさん」

   矢作さんは16年に行われたAKB48の16期生オーディションに落選したものの、18年に行われた3回目の「ドラフト会議」でAKB48に加入。1巡目で3チームから指名を受け、HKT48に入った渡部愛加里さん(14)と並ぶ人気だった。19年3月発売の楽曲「ジワるDAYS」で選抜メンバー入りし、6月5日発売の漫画雑誌「週刊少年サンデー」(小学館)、6月8日発売の「ボム」(学研プラス)では表紙を飾るなど、若手メンバーでは異例の注目メンバーだ。

   ファンの間では、「好き」を「すち」と言い換える独特の言葉遣いが人気だ。「大好き」を「大すち」、といった具合だ。「すち」は、お気に入りの人物に言及する際も用いられ、指原莉乃さん(26)は「すちはらさん」。指原さんと「ため口」で会話するなど、年長メンバーと独自の距離の詰め方をすることも知られている。

   姉の矢作有紀奈さん(24)は、16年から18年にかけてSKE48に所属していたことが知られている。

記事掲載の30分後に反論ツイート

   今回の文春報道は、矢作さんが高校の同級生と交際している、などとする内容だ。19年6月8日21時から始まった動画番組で明らかにされ、22時30分ごろには「同級生との熱愛ツーショットを入手」と題した記事もウェブサイトに掲載された。記事の無料で読める部分には、交際相手とされる男子生徒と歩いている様子を背後から収めた写真、有料部分では、

「取材班が入手したディズニーランドでのデート写真や、自習室で親しげに体を寄せあう親密そうなツーショット」

が掲載された。

   矢作さんの反応は素早かった。23時過ぎには、文春の報道を念頭に、

「私が、ディズニーランドで一緒に写っている方とお付き合いしているという報道がありましたが、事実とは全く違います」

とツイート。18年冬に、女子の同級生5人とディズニーランドに行った際、家族でディズニーランドに来ていた男子生徒と偶然に出会い、一緒に写真を撮ったなどと説明。この男子生徒について「よく話す友人の一人ではありますが、彼氏でもなんでもなく、同級生の1人です」とした。

「恋愛対象に見れる相手では全くありません。迷惑です」

   翌6月9日朝のツイートでは、さらに強い調子で報道を否定した。数週間前から、「『文春に売られたよ』とか『大変なことになるよ』」といったSNSでのダイレクトメールが毎日のように寄せられるようになったと説明。さらに、

「報道の写真とは別日の先々週に1人で買い物に出かけたときに、記者らしい男性2人にずっと数時間囲まれてつけられて、凄く怖かったです。警察署に飛び込んで助けてもらいましたが、それから家を出るのも学校に行くのも怖くなりました」

とも訴えた。自習室での写真については

「スマートフォンを覗き込んだ所を、角度で私が肩に顔を寄せているように見える様な写真」

だと説明した。文春が掲載した写真以外にも、矢作さんと男子生徒とのツーショットらしき写真がネット上に流布されている。こうした動きを矢作さんは

「自称私と同じ高校の生徒と名乗ってデマや捏造した写真を拡散する方が沢山いるようですが、とてもショックです」

と非難。男子生徒との関係についても

「噂されている学校の友人に対して恋愛感情は1度も持ったことがありませんし、恋愛対象に見れる相手では全くありません。迷惑です」

と断言した上で、

「48グループ全体に迷惑を掛けてしまったことは、心から反省しています。誤解を招くような行動は、今後一切断ちます。その上で、これからのことは自分で考えます」

などと反省の弁をつづった。

「事実無根」示せれば、早期収束も期待できるが...

   「文春砲」に真っ向からAKB48メンバーが反論するのは異例だ。「文春砲」をめぐっては、反論を試みたものの、続報でその主張が覆されてダメージを深くする事案が後を絶たない。ベッキーさん(35)が、文春記事発売直後の記者会見で不倫を否定していたことが典型例だ。

   さらに、週刊誌やネット上の噂を否定する場合、スポーツ紙をはじめとする芸能メディアが報じるのが通例だ。そうなれば、自らの主張だけでなく、週刊誌の記事内容やネット上の噂を含めて報じられることになる。記事や噂の内容が事実無根であることを具体的に示せれば事態の早期収束が期待できるものの、反論の内容が不十分だった場合は、影響が長引くリスクを抱えることになる。

   特に注目されるのは、文春が記事で

「矢作の所属事務所に事実確認を求めたが、期日までに回答は得られなかった」

としているのに対して、矢作さんは

「事務所にも私にも連絡は来ていないです」

と主張している点だ。仮に矢作さんの主張が正しければ、記事の信ぴょう性や取材のあり方をめぐる問題に直結する。当事者による検証が容易なだけに、文春がどういった反論や続報を展開するかが焦点になりそうだ。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

姉妹サイト