「事実無根」示せれば、早期収束も期待できるが...
「文春砲」に真っ向からAKB48メンバーが反論するのは異例だ。「文春砲」をめぐっては、反論を試みたものの、続報でその主張が覆されてダメージを深くする事案が後を絶たない。ベッキーさん(35)が、文春記事発売直後の記者会見で不倫を否定していたことが典型例だ。
さらに、週刊誌やネット上の噂を否定する場合、スポーツ紙をはじめとする芸能メディアが報じるのが通例だ。そうなれば、自らの主張だけでなく、週刊誌の記事内容やネット上の噂を含めて報じられることになる。記事や噂の内容が事実無根であることを具体的に示せれば事態の早期収束が期待できるものの、反論の内容が不十分だった場合は、影響が長引くリスクを抱えることになる。
特に注目されるのは、文春が記事で
「矢作の所属事務所に事実確認を求めたが、期日までに回答は得られなかった」
としているのに対して、矢作さんは
「事務所にも私にも連絡は来ていないです」
と主張している点だ。仮に矢作さんの主張が正しければ、記事の信ぴょう性や取材のあり方をめぐる問題に直結する。当事者による検証が容易なだけに、文春がどういった反論や続報を展開するかが焦点になりそうだ。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)