河野太郎外相が「ベーコンの秘密」を明かすと告知し、注目を集めている。
河野氏は2019年5月、突如ベーコンについて連続ツイート。その真意を明かさなかったことから、国内はもとより海外メディアでも「謎」だと報じられていた。
AFPやBBCも興味津々
発端は5月20日早朝、河野氏が「朝の3時半に帰宅したら、愚息が全力でベーコンと叫んでいた。どうしたいんだ?」とのコメントとともに、「ベーコン」と縦に殴り書きされたメモの写真を投稿したこと。21日には「ああ、ベーコンは、結局、^%£$+*・!%」などと暗号を思わせるツイートに加え、「えっ、ベーコンがどうしたって?」とつぶやき、さらに謎は深まった。
現職外務大臣の発言とあって、一連のツイートには、国内のみならず、海外メディアも反応。フランスのAFP通信がニュースサイト「AFPBB」日本語版で「河野外相が謎の『ベーコン』ツイート、ネットで話題に」と紹介し、河野氏みずから「AFPってのはよっぽど暇なのかな」と返す場面もあった。
また、イギリスのBBCも、日本人氏名のローマ字表記についてのウェブ記事中で、「最近では、謎めいた『ベーコン』ツイートをめぐり、国民の間で何かの暗号なのではないかとの憶測が広がった」(日本語版より引用。英語版にも同様の記述あり)と紹介した。
記者会見で問われても「ノーコメント」だった
謎が深まるなか、河野氏はOECD(経済協力開発機構)閣僚理事会のため渡仏。パリで23日に行われた臨時会見では、報道陣から「ベーコンのツイートの件、どういった意味なんでしょうか」と問われて、「ノーコメントです」(問答は外務省サイトより)と返答していた。
その後もツイッター上では「さて、次はツィッターで何しましょう。ベーコンでも焼いてみる?」(31日)などと「持ちネタ」にしつつあったが、そもそもの意味には触れないまま。しかし6月8日夕方、事態が動いた。YouTubeとニコニコ生放送で、19日21時から生配信を行うとツイートしたのだ。配信URLへ飛んでみると、「【河野太郎のLIVE配信】ベーコンの秘密」なるタイトルが目に入る。
ついにベーコンの秘密が明かされる――。まだ10日以上先の話だが、告知ツイートには「これで安心して眠れます」「国家機密が明かされる...」「非常に興味深いテーマです」といったリプライ(返信)が相次いでいる。
なお、河野氏は9日午前、中国で起こった、ベーコンに覚せい剤が隠されていた密輸事件について、「私は関係ありません」とツイートしている。
(J-CASTニュース編集部 城戸譲)