野球評論家の張本勲さん(78)が、2019年6月9日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)に生出演し、プロ野球のセ・パ交流戦について言及した。セ・パ交流戦は6月4日に開幕し、6月8日現在、ソフトバンクが5戦全勝で首位を独走し、4位までをパ・リーグのチームが占めている。セ・リーグは巨人の5位がトップで、セ・リーグのペナントレース首位の広島は最下位となっている。
張本氏はこのような現状を踏まえ、「交流戦はね、やっぱりパ・リーグの方が力がある」と明言し、その理由として「(パ・リーグは)投手がいい。ドラフトでこの10年くらいパ・リーグの方がいい投手を全部、クジで当ててるから。各球団に1人か2人、いい投手がおりますから」とパ・リーグチームのドラフトでのクジ運の良さを示唆した。
「セ・リーグは菅野と広島の大瀬良、今永くらい...」
また、張本氏はセ・リーグのチームが近年、ドラフト1位で獲得し、今現在、活躍している投手の名を挙げるも、パ・リーグとの「差」について言及。「セ・リーグは菅野(智之=巨人)と広島の大瀬良(大地)、今永(昇太=DeNA)くらいのもんだからね」と言い放った。
張本氏のパ・リーグ優位に関する持論について、ネット上では反論の声が相次いだ。「ドラフトの問題だけではないと思う」、「くじ引きで獲得するのは言うまでもなくドラ1だけ。ドラ2以下の選手が大部分を占める」、「どう若手を育て、使っていくかだと思う」など、張本氏の発言に対する反発の声が寄せられた。
なおこの日、張本氏と番組で共演した野球評論家の高橋慶彦氏(62)は、セ・リーグとパ・リーグの相違に関して「平均してパ・リーグの投手の方が球が速い。パワー投手が多い」と語っていた。