東京ドームで2019年6月8日に行われたプロ野球交流戦・巨人―ロッテの始球式をめぐり、インターネット上ではどよめきの声が上がった。
マウンドに登場したのは、第95代警視総監の三浦正充氏。それを間近で見ていたこの日の先発は2年ほど前、傷害と器物損壊の容疑で書類送検された読売ジャイアンツの山口俊投手(31)だったのだ。
ざわつくネット上「警視総監は気まずすぎやろ」
当時の報道によると、山口投手は17年8月、東京都内の病院で暴れて警備員にけがをさせたなどとして、傷害と器物損壊の容疑で書類送検された。事件が起きたのは7月。朝日新聞の報道などによると、山口投手は容疑を認め、その後は不起訴処分となった。
事件から2年がたとうとする6月。対ロッテ戦の始球式で登場したのは、制服に身を包んだ三浦総監だった。報道によると、テロ対策に対する協力を呼び掛けるため登場したという。
試合の開始時刻は14時。直前から始球式を三浦総監が務めることをめぐり、ツイッター上はざわつく事態に。騒動を起こした山口投手と三浦総監を結び付ける発言が相次ぎ、
「山口も気合い入れないと!」
「山口俊先発で警視総監が始球式とかどんな皮肉だよ」
「始球式警視総監は気まずすぎやろwww」
など、さまざまな声が寄せられていた。
なお山口投手は6回2失点と好投したものの、9回に味方の救援投手が打たれ勝ち星はつかなかった。