楽天の「赤いSuica」は成功するか QRコード×おサイフが抱える課題

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

「楽天経済圏」に暮らす人にはいいかもしれない

   利用者としては「おトクかどうか」も気になる。現状の「モバイルSuica」アプリでも、楽天カードからのチャージはできるが、ポイント付与の対象外。「楽天ペイ」でのSuicaチャージでは、どれくらいの付与率になるかは不明だが、もし街で楽天カードを使う時と同等であれば1.0%(100円で1ポイント)となる。

   JR東のクレジットカード「ビューカード」は、Suicaチャージで1.5%(1000円で15ポイント)の「JREポイント」が付く。また、チャージで1.0%以上付与される他社カードも一部存在する。なお、現状でモバイルSuicaにビューカード以外を登録した場合には、年会費(1030円)がかかるが、20年2月に無料化される予定だ。

   とはいえ、楽天ポイントをメインにためている、いわゆる「楽天経済圏」にいる人々には、1か所にまとめられるメリットは絶大だ。2019年6月5日の発表を受けて、ツイッターでは、

「楽天ペイがどんどん無敵になっていく」
「こりゃ、楽天経済圏がぐんと広がるな~!」
「これめちゃくちゃいいじゃん。Suicaチャージで楽天ポイント」

のように、好意的な反応が多い。

姉妹サイト