楽天の「赤いSuica」は成功するか QRコード×おサイフが抱える課題

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   JR東日本と楽天グループが、キャッシュレス化推進に向けて連携すると発表した。

   スマホアプリ「楽天ペイ」で、電子マネー「Suica」の発行やチャージができるようになるというもの。2020年春の開始を予定している。

  • アプリ画面のイメージ画像
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Suicaチャージで「楽天ポイント」付与

   これまでの「楽天ペイ」は、バーコード・QRコード決済がメイン。スマホ画面のバーコードを見せるか、店頭のコードを読み取る必要があり、いわゆる「おサイフケータイ」より利便性で難があった。Suica対応によって、全国の鉄道やバスに加えて、店頭でもタッチのみで決済できるようになる。

   発表資料によると、楽天ペイアプリに「楽天カード」を登録していれば、そこからチャージできる上に「楽天スーパーポイント」がたまるという。対象機種は「おサイフケータイ」対応のAndroidだが、iOS(iPhoneなど)については今後検討していくとしている。

   コード決済と「おサイフ」のタッグ。楽天に先行しているのは、メルカリ子会社の「メルペイ」だ。三井住友カードとの事業提携により、「iD」に対応。19年2月の開始当初はiOSだけだったが、後にAndroidにも対応した。また、Androidの決済機能「Google Pay」を利用すれば、LINE Payを「QUICPay+(クイックペイプラス)」加盟店でも利用できる。コード決済ではないが、決済・送金サービスのKyash(キャッシュ)も同様だ。すでに普及している「おサイフ」の加盟店網に、そのまま乗っかれるのは強みだ。

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