BMW・メルセデスに挑むマツダの気概 直列6気筒エンジン開発に賭ける意味は

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V6エンジン主流も...復活の動き相次ぐ

   直列6気筒エンジンはスバルや独ポルシェの水平対向6気筒エンジンと並んで回転バランスがよく、絹のように滑らかに回ることから「シルキー・ストレート6」などと呼ばれるプレミアムエンジンだ。1980年代ごろまではトヨタ自動車と日産も直列6気筒エンジンをクラウンやセドリック、ソアラやスカイラインなど高級車に搭載していた。しかし、ボンネットが長くなる直列6気筒エンジンはスペース効率が悪く、衝突安全性を確保しにくいため、世界的にコンパクトなV型6気筒エンジンが主流となった。

   「走り」を重視して直列6気筒エンジンを生産しているのは世界的にも独BMWくらいとなったが、近年は独メルセデス・ベンツが直列6気筒に回帰。トヨタも17年ぶりとなるスポーツカー「スープラ」の開発でBMWと組み、直列6気筒を復活させた。いずれもV6エンジンにはない吹き上がりと回転バランスのよさを重視し、プレミアムエンジンとして採用した。

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