「早くて10分~15分くらい、長い時は1時間以上」
日常生活で車は欠かせない。兵庫県在住で週4日ほど運転する。その中で今回のようなケースは「夕方等混雑した時間帯ですと、2週間に1度くらいのペースでありますし、見掛けます」という。
買い物などを終えて駐車場に戻ってきた時に写真のような状態になっていると、店員などに声をかけ、持ち主に動かしてもらうように頼む。だが、
「店員さんにアナウンスをお願いして放送がされても、皆さんすぐには戻って来られないので、早くて10分~15分くらい、長い時は1時間以上暑い外や寒い外で待たされた事があります。それに、店員さんにお願いしても何もして貰えない事も結構ありました」
と待つ時間は短くない。
身体障害者用の駐車スペースは台数が限られている。駐車時に空いていない時は「ドアを全開に出来くらいの隙間がある端っこの駐車場に停めたり、入り口から1番遠い駐車場に停めて歩いたりします」といい、場合によっては「身障者用駐車場が空くまでひたすら車の中で待っています」というケースもある。
そうして駐車できた場合でも、今回のように今度は発車できなくなることがある。日置さんは身体障害用の駐車場利用について、こう訴える。
「身障者用駐車場のスペースは、車椅子の方々がドアを全開にして、乗り降りがスムーズに出来るように広く作られていたり、歩行が大変な方や妊婦の方等、限られた方々が停められたりするように作られているので、ただ『入り口が近いから』と言う理由や『車が停められる隙間があるから』と言う理由で停めるのは、本当に困るので辞めて欲しいなと思います。
特に障がいによっては、体温調節が出来ない方や、体調が不安定な方もいらっしゃるので、そんな状態でいつ戻って来られるか分からない車の持ち主を待っているのは身体的にも精神的にもキツイので、空いている駐車場に停めていただきたいなと思いますし、もしそこに停める必要があるならば斜線部分は避けて枠内に停めていただきたいです」