結婚しても「丸く」はならない!?
また、会見中には山里さんが、お笑いに対する自身のポリシーを垣間見せた瞬間があった。山里さんはこれまでの芸能活動では、「もてないキャラ」から由来すると言っても過言ではない「妬み・嫉み」を、芸能人の結婚報道の度にぶちまけてきたことで知られるが、今回は自身の結婚会見ということで、自身がその立場になってしまっているとの指摘が。立場の変化を指摘する答えづらい質問だが、これに対して山里さんは、
「(ほかの芸能人の結婚報道については)引き続き言っていきます。それは器の小ささから来ている。結婚して状況が変わってもイライラすると思います」
「(ここまで)モテてこなかった事実はずっとあります。だから、これからもチャラチャラとモテてる人に怒りを持たないかといえば......持つと思います」
と、「率直すぎる」トーンで回答した。
これら、本人が認める「器の小ささ」だが、よくよく考えれば、これは、山里さんの今後の芸能活動への「決意表明」ではないだろうか。結婚したお笑い芸人について、視聴者の間ではしばしば、「お笑い芸人は結婚するとつまらなくなる」「丸くなってしまった」という言説が飛び出しがちだが、山里さんの「器の小ささ発言」は、そのような心配はないと保証する「手形」だったのではないだろうか。
立場の変化を指摘する、答えづらいはずの質問も難なくいなした山里さん。「突っ込みすぎ」と思われる質問はこのあたりから鳴りを潜め、その後は蒼井さんが作る料理についてなどの質問などが続き、和やかな雰囲気のまま質疑応答は終了。その後、山里さんと蒼井さんが満面の笑みをたたえてのフォトセッションが行われた。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)