お笑いコンビ「南海キャンディーズ」のツッコミで、J-CASTニュース名誉編集長の山里亮太さん(42)と、女優の蒼井優さん(33)の結婚報告会見が、2019年6月5日に開かれた。会見の様子はその日のうちにネットニュースで速報されたほか、翌日朝からはワイドショーなどで大々的に報道された。
中でも注目を集めたのは、山里さんが蒼井さんの「魔性」を否定するシーン。これまでのマスコミ報道では「恋多き女」と報じられることが多かった蒼井さんを射止めたということで、山里さんには記者から、「芸能界一のモテ女優とされる蒼井さんを独り占めにしたわけですが......」との質問が浴びせられた。これに対し、山里さんは、
「(それに関しては)よく心配されます。皆さんからさっきから出てる単語(魔性)もあるじゃないですか。そういうのでみんな心配するんですけど、一切心配してないです。それは、皆さんの目の前にいる蒼井さんとは違う蒼井さんを、僕は見させていただいているから」
と回答。質問は今後の結婚生活についての「不安要素」を突く、やや意地悪なものだったが、それをものともしない見事な返しだった。
ブサイク指摘には「ちょっとオブラート薄いな!」
おめでたい席ということで会見は終始和やかな雰囲気で進行したが、その一方で、上記のように若干、「突っ込みすぎ」とも思える瞬間が何度かあった。しかし、その度に山里さんはユーモアあふれる表現で記者団を圧倒した。結婚指輪を買う予定はないが、それに相当するものとして旅行に行く可能性に言及した山里さんに、旅費はどれぐらいになるかとの質問が飛んだ際には、
「掘るねー。(結婚指輪の相場は月給)3か月分だから、俺の給料がばれる」
と、記者の意図を見破った上で見事にかわした。また、ネット上では「美女と野獣」と指摘されていることについて、「よしもとブサイクランキング」で殿堂入りしていることを指摘されると、「ちょっとオブラート薄いな!」とニッコリ。無礼さを伴った質問であっても、それを見事にさばいていく山里さんが徐々に会場の「制空権」を握っていった。