「なんだこのコメントは・・」。J1・ガンバ大阪で日本代表経験のあるMF倉田秋(30)が、同クラブ担当記者によるツイッター上での暴露話に不快感を示している。
「もう時効(のはず)だから明かすけど」とその記者がツイッターで公開したのは、西野朗監督(64)時代に倉田がこぼしたという言葉。その内容を見たインターネットユーザーからは「西野元監督のこと嫌がってるようにとれる」との声があがることになった。
「もう何も話したくなくなります」
倉田は2019年6月4日にインスタグラムを更新。発信したのは、
「なんだこのコメントは‥記者の人の話題作りの為に自分のコメントの一部が意図していないように悪意的に切り取られて拡散されるともう何も話したくなくなります」
という強い不快感だった。
アップした画像は、その「記者」によるツイッター投稿のスクリーンショット。書かれていたのはこんな言葉だ。
「もう時効(のはず)だから明かすけど、西野さんが監督だった当時、契約更新の時期になると倉田に『来年も西野さんいるんすか』って話をされて、僕も『そう言わず、ガンバでレギュラー取ろうや』って話をしたことを思い出す」
今でこそ中心選手として活躍する倉田だが、プロ入り直後はベンチを温める日も長かった。G大阪の下部組織を経て18歳だった07年にトップチームに昇格。だが遠藤保仁(39)、明神智和(41)、橋本英郎(40)、二川孝広(40)らのMF陣は「黄金の中盤」とも呼ばれ、倉田はなかなかレギュラー争いに割って入れなかった。この当時の監督こそ、G大阪を常勝軍団へ引き上げ、長期政権を築きつつあった就任6年目の西野朗氏だ。
倉田は3季G大阪で戦うも、10~11年に出場機会を求めてJ2・ジェフ千葉、J1・セレッソ大阪にレンタル移籍。そこで才能が開花し、12年にG大阪へ復帰すると、チームの中核として存在感を放っている。
一方、西野監督は入れ替わるように11年末をもって退任。そのため上記の記者が明かした会話は、倉田と西野氏が同時期にG大阪に在籍していた07~09年、現在の10~12年前ということになる。