好投・今村はなぜ原監督から評価されないのか G党から不満の声

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「失点のタイミングが悪い...」

「ここ数試合、今村の失点パターンは、打者が2巡、3巡目に入った回に打たれる傾向にある。しかも、先制点をもらった試合で中盤に失点してしまう。味方打線の援護を受けた直後に失点するケースが見られ、せっかくの流れを断ち切ってしまう。失点のタイミングが悪いので、首脳陣からの信頼を得られないのではないでしょうか」

   ここ3試合に限ってみれば、得点を許したのは全て5回。そのうち2度、味方打線が得点をあげた直後の回で失点している。そして、6月4日の楽天戦ではブラッシュに本塁打を許した次の打者に対して四球を与え、1死2塁の場面で堀内謙伍捕手(22)に死球。自らの失投でピンチを広げ、メンタル面での弱さを露呈する形となった。

   前出の関係者は「確かに原監督からみれば物足りなさはあるのかもしれません。ただ、菅野の離脱、高橋の2軍降格など、現状の巨人投手陣を見渡せば、左の今村は貴重な存在。試合を作ることが出来るという意味でも、中盤戦以降の投手陣を支える存在になると思います」と話す。

   6月2日の中日戦で山口俊投手(31)が白星をマーク。先発投手の勝利は、実に5月18日のC.C.メルセデス投手(25)以来だった。この事実だけでも巨人の先発陣の不調は明らか。首脳陣の評価はいまいちでも、今の巨人に今村は欠かせない先発要員となっている。

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