和食店、オープン初日に「10人予約バックレ」 22歳店長「丹精込めて作ったもの全てが無駄に...」

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18歳からの修業を経て、念願の独立を果たしたその日に

   開店前の3日昼には「本日グランドオープンです!!」として、この日仕入れた新鮮な魚介類の写真をアップ。「すっっごいのきましたよ」と開店祝いの花が届いたことを喜んだ。そんな矢先にいきなり襲った「バックレ」被害には、他のユーザーから

「おんなじ飲食業として、すごく心がつらいです...ちょっと泣きそうになるくらい...」
「晴れの日になんて非道いことを...心中お察し申し上げます」
「これ見た近くの10人食べに行ってくれーーー!」
「京都にはよく行くので絶対にいつか寄らせて頂きます!」

などエールが殺到した。

   「東寺こまどり」の店長・岡田凌さんは4日午後、J-CASTニュースの取材に応じ、状況を詳しく明かした。予約の電話が入ったのは当日の3日。7000円のコース料理が10人分で、金額にして7万円。店内に入るのは20人程度のため店全体の約半分の席を確保していたことになるが、その甲斐虚しく客は来なかった。

「用意していたのは、伊勢直送のお魚をメインに使ったコースです。フォアグラを使った一品や茶そばなどの他、デザートは日本酒を使ったイチゴリキュールをかけるアイスでした。自分の作りたい料理にこだわって完成させたコースですね」

   実家が飲食店をやっていたという岡田さんは、幼いころから料理に親しみがあった。「中学卒業後に実家の手伝いをして、勉強させてもらいました。18歳からは色々なお店で修業させてもらいました」といい、22歳にして念願の自分の店を持つに至った。しかし「オープン当日にやられましたね...」。他にオーナーはいるが従業員はおらず、店は当面1人で回す。朝7時から準備、昼営業後2時間ほど休憩を挟み、夜は24時ごろまで開く。片付けなどを終えるのは午前2時ごろという。

   今後同様の被害を受けないように、「飲食店予約サイトなどを通じて予約を受けるようにするとか、非通知でかかってきた場合はリダイヤルさせていただいてからお受けするとか、予約の前日くらいに確認のお電話をさせていただくとか、イタズラで予約されるようなことがないようにしたいです」と話す。

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