金与正氏「謹慎報道」とは結局何だったのか 健在確認、しかも「昇進」説まで

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朝鮮日報、「謹慎説」覆った経緯解説せず

   この与正氏の動向は、「謹慎説」を報じた朝鮮日報も報じた。同紙の記事では、与正氏について「最高人民会議後の姿を見せず、謹慎処分を受けた推測が出ていた」と経緯を説明した上で、席次について「政治的序列がさらに高まったのではないかという分析も出ている」と報じている。「謹慎説」が覆った経緯に関する解説はなかった。

   朝鮮日報は、与正氏の「謹慎説」を報じた記事で、対米交渉を統括していた金英哲党副委員長(統一戦線部長)が「『革命化教育』(強制労働と思想教育)を受けている」と報じていた。だが、国営メディアは6月3、4日と連続で金英哲氏の動向を伝えており、健在が確認されている。朝鮮日報は、情報機関OBの話として、

「金英哲氏に対する懲戒処分が早期に終わったのかもしれないし、国際社会の目を意識して、革命化措置中の金英哲氏を急いで登場させた可能性もある」

という分析を伝えている。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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