好スタートのNEWS23小川彩佳アナ 数少ない「弱点」もむしろ「武器」に?

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   フリーアナウンサーの小川彩佳さん(34)が、2019年6月3日に放送された「NEWS23」に出演。これについて、視聴者から称賛の声が続々と上がっている。

   小川アナは2018年9月28日までテレビ朝日の「報道ステーション」にサブキャスターとして出演。同年10月からは「abemaTV」のニュース番組のキャスターに就任し、3月まで同番組に出演。4月5日付でテレビ朝日を退職していた。

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「さあ皆さん今夜から小川アナですよ!」

   小川アナが地上波でニュースを読むのは実に半年ぶり。このためか、同日は昼前からツイッター上をはじめとして、「さあ皆さん今夜から小川アナですよ!」と、小川アナの出演を心待ちにするツイートが噴出。そして、放送開始の23時になるや、放送を見ていた視聴者からは「ニュース23の小川アナ輝いてる!」「この時間のニュースの小川アナはやっぱり安心する」といった絶賛がツイッター上に続々と上がった。

   放送中の小川アナは、半年間のブランクを感じさせない番組さばきで視聴者を魅了。冒頭部分の挨拶では、「晩酌しながらでも良いし、半分お布団に入ってでも良いし、一緒につながっていられる1時間をつくれたらと思います」と、固くなりがちなニュース番組の雰囲気を和らげる一言を放ったと思えば、1つ目のニュースである元農水事務次官による息子殺害事件のニュースを緊迫感ある口調で読み上げるなど、硬軟織り交ぜた「小川節」が光った。

   このため、番組を見た視聴者からは、「小川アナ安定のニュースの分かりやすさ ちゃんとニュースを伝えてくれてありがとうございます」といった感謝の声が続々。ほかにも、「『ネットと民主主義の危機』の特集も、小川さんの問題意識から組まれたように思える。今後に期待しちゃいます」と、特集内容を挙げた上で小川アナを称賛する声も上がった。

感情の豊かさがマイナスになることがあるかも?

   第1回となる3日の放送を問題なく終えた小川アナ。その安定したキャスターぶりは、およそ死角があるようには見えない見事なものだった。そんな小川アナにもかつて、キャスター業として大きな「アクシデント」に見舞われたことがある。

   今を遡ること3年前。2016年7月に神奈川県相模原市で発生した津久井やまゆり園殺傷事件についてのニュースを伝える小川アナにアクシデントが起きた。当時、小川アナは「報道ステーション」(テレビ朝日系)にサブキャスターとして出演していたが、同事件は犠牲者19人、負傷者26人という非常に凄惨な事件だったため、被害を伝えるVTRが終了し、画面がスタジオに戻った際、小川アナは目に涙を浮かべながら数秒間にわたって沈黙。その後、「すいません」とカメラに向かって陳謝し、涙声で「続いてのニュースです」と一言。気持ちを切り替えるように次のニュースを読み上げた。

   当時、当該部分についてはネットニュースで報じられるなど大きな話題に。また、ニュースキャスターを務める上で感情は不要と考える視聴者は多かったようで、「報道は淡々と事実だけを流すべき」とする声がネット上に上がるなどした。小川アナの感情の豊かさが仇となったアクシデントだったが、一部視聴者からは不興を買ってしまったようだ。

   報道ステーションでは古舘伊知郎さんの横でサブキャスターを務めていた小川アナだが、NEWS23ではメインキャスターを務めている小川アナ。メインキャスターを務める以上、以前にも増して過度の感情の起伏は禁物となり、そのアキレス腱となる可能性も。一方、起用にあたっての小川アナのキャッチは「時代の共感者」。その感情の豊かさは、むしろ令和の時代らしいスタイルにつながるかもしれない。

   いずれにせよ、小川アナの「共感力」も、新NEWS23の見どころになりそうだ。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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