好スタートのNEWS23小川彩佳アナ 数少ない「弱点」もむしろ「武器」に?

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感情の豊かさがマイナスになることがあるかも?

   第1回となる3日の放送を問題なく終えた小川アナ。その安定したキャスターぶりは、およそ死角があるようには見えない見事なものだった。そんな小川アナにもかつて、キャスター業として大きな「アクシデント」に見舞われたことがある。

   今を遡ること3年前。2016年7月に神奈川県相模原市で発生した津久井やまゆり園殺傷事件についてのニュースを伝える小川アナにアクシデントが起きた。当時、小川アナは「報道ステーション」(テレビ朝日系)にサブキャスターとして出演していたが、同事件は犠牲者19人、負傷者26人という非常に凄惨な事件だったため、被害を伝えるVTRが終了し、画面がスタジオに戻った際、小川アナは目に涙を浮かべながら数秒間にわたって沈黙。その後、「すいません」とカメラに向かって陳謝し、涙声で「続いてのニュースです」と一言。気持ちを切り替えるように次のニュースを読み上げた。

   当時、当該部分についてはネットニュースで報じられるなど大きな話題に。また、ニュースキャスターを務める上で感情は不要と考える視聴者は多かったようで、「報道は淡々と事実だけを流すべき」とする声がネット上に上がるなどした。小川アナの感情の豊かさが仇となったアクシデントだったが、一部視聴者からは不興を買ってしまったようだ。

   報道ステーションでは古舘伊知郎さんの横でサブキャスターを務めていた小川アナだが、NEWS23ではメインキャスターを務めている小川アナ。メインキャスターを務める以上、以前にも増して過度の感情の起伏は禁物となり、そのアキレス腱となる可能性も。一方、起用にあたっての小川アナのキャッチは「時代の共感者」。その感情の豊かさは、むしろ令和の時代らしいスタイルにつながるかもしれない。

   いずれにせよ、小川アナの「共感力」も、新NEWS23の見どころになりそうだ。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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