ポジションは「縁の下の力持ち」
ところで、トンプソンのポジションはLO(ロック)という。スクラムでいうと第2列(セカンドロー)という位置である。基本的に高身長の選手が多く、海外では2メートルを超える選手も少なくない。ラインアウト(サッカーにおけるスローインのようなもの)のジャンパーとして活躍するなど、「ここぞ!」という時には活躍できる。しかし大変、失礼だが、15人制ラグビーにおいては、最も目立たないポジションだ。
そんなトンプソンが、なぜ好かれるのか? 相手にトライを取られても「ナンデヤネン!」「イケルヤロ!!」「マダ、マダ!!!」と選手を鼓舞する。
ジェイミーHCは、
「彼の姿勢は、若い選手への刺激となる。そういった意味でも、38歳の彼を招集することに決めた」
9月20日に開幕するラグビーW杯日本大会、目標の「ベスト8以上」を達成するために「異国から来たサムライ」の活躍が期待される。
(J-CASTニュース編集部 山田大介)