元農水事務次官に殺害された長男 同姓同名アカウントの言動に注目集まる

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   元農水事務次官が44歳の長男を殺害した事件をめぐって、あるツイッターアカウントが注目を集めている。

   このアカウントが「本名」として名乗っていたのは、死亡した長男と同じ名前。また、同一人物とみられるユーザーは、他のサイトで「元事務次官の愚息」などと自称。こうした情報から、このアカウントが死亡した長男のものではないか、と見る向きが強まっている。

  • ツイッターは日々、ゲームの話題を中心に更新されていた(イメージ)
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ドラクエ10に没頭、「毎日ログインしています」

   報道を総合すると、熊沢英昭容疑者(76)は2019年6月1日15時半ごろ、東京都練馬区の自宅で無職の長男(44)を包丁で刺し、自ら110番通報した。長男は搬送先の病院で死亡が確認された。

   熊沢容疑者は、2001年~02年にかけ農水事務次官を務めるなどした元エリート官僚だ。そんな人物が、なぜわが子を手にかけたのか――第一報が流れるとともに、事件は大きな関心を呼ぶ。そんな中で発見されたのが、問題のツイッターアカウントである。

   この人物はプロフィール欄では「ドラクエ10はサービス開始初日(※編注:Wii版の発売は2012年8月)から毎日ログインしています」と豪語、日々オンラインゲーム「ドラゴンクエスト10」についてのツイートを日々続けていた。このアカウントが、ゲーム中でのニックネームに加え、自らの本名とする名前も掲載している。これが、殺害された長男のものと一致するのである。

   このアカウントでは「役所」に勤めていたという「父」についても何度か言及がある。また、他のドラクエ10関連サイトでは、このアカウントと同一人物とみられる人物が、「元事務次官の愚息であります。凄い人でしょ?w 国家レベルの人なんですw」などと書き込んでいた。交流があった複数のユーザーも、彼が熊沢容疑者の息子であると名乗っていたことを、ダイレクトメッセージ(DM)のスクリーンショットとともに明かす。

   現時点では両者の関係はなお不確定だが、ネット上ではこのユーザーが、殺害された長男のものだろう、という見方が広まっている。

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