ツイッター上でトレーニング企画への参加者を募集しているサッカー日本代表でガラタサライ(トルコ)のDF長友佑都選手(32)が2019年5月31日、1人の「応募者」に対して怒りをにじませるリプライを送った。
その応募者のアカウントは現在非公開に設定されているが、一連の投稿内容を見たユーザーからは「非常に残念で非常識」「この発言は胸糞悪い」との声があがっている。
「僕がお金を払って教えます!」
長友選手が募集を始めたのは5月30日。「僕が10000円払うので、僕にフィジカルトレーニングを教わりたい人っていますか?ただ条件があって本気でワールドカップを優勝したいという人に限り、そして僕が教えたい人を好きに選びます!僕がお金を払って教えます!」とツイッターに投稿した。29日に同じ条件で「サッカーを教わりたい人」を募集した元日本代表MF本田圭佑選手(32)の企画をアレンジした格好で、トップアスリートが「お金を払って教える」と大胆な提案をしたことは話題を呼んだ。
長友選手のもとには3000件以上のリプライが殺到。応募者も多数集まったが、あるユーザーに対して次のように返信した。
「名門○○○サッカー部の人間がこれか。だせーな。」(※○は編集部で伏字)
そのユーザーのアカウントは既に非公開設定されており、アカウント名やプロフィール欄も変更(インターネット上に残るキャッシュには名前と所属チーム名が記載)。誰もが閲覧できる状態にはないが、ストレートに不快感を示した長友選手の返信は注目された。
「茶目っ気があると思ったけどブチギレててびっくりした」
「長友さんは怒っているのは間違いではないです。冗談で言っていいことではないですからね。奥さんやお子さんを大切に守ってくださいね!」
「こいつは許せねぇ。長友佑都と平愛梨の両方のファンとしてこの発言は胸糞悪い」
「本当に思いのある人」求む
同ユーザーのリプライとされるスクリーンショット画像が出回っている。そこには長友選手の妻でタレントの平愛梨さん(34)を絡めながら、暗喩を用いた侮辱的な「冗談」が書き込まれていた。
長友選手はトレーニング企画に関し、時期は6月中旬あたり、場所は自身が代表として経営する東京・表参道のジムを指定し、交通費・宿泊費は必要に応じて自ら負担する考えを明かすなど、具体的なプランを提示していた。「本当に思いのある人」を求めているとも発信しており、スタンスは真剣そのもの。それだけに、名門チームのサッカー選手を名乗るユーザーが安易な「冗談」を送ってくることが見過ごせなかったのかもしれない。
一方で怒りの投稿をした長友選手に対しては、「スルースキル磨いた方がいい」「プロが一般人晒したら議論呼ぶんじゃないの」と諫める声も一部であがっている。
なお長友選手は5月31日午後、集まった応募に対して「たくさんの熱いコメントありがとうございます! これから選定をして、決まり次第直接DMします。少し時間かかりそうですが」と参加者選びに入ることを伝えている。