大城活躍で、ますます立場なく... 2軍降格・中島は再起できるのか

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中島だけではない 昇格のビヤヌエバの居場所も...

   今シーズン、ファーストを守る機会が多かった中島宏之内野手(36)は、開幕からここまで打率.171と不振にあえぎ、5月31日に今季初の2軍落ちを命じられた。年俸1億5000万円(金額は推定)の代打の切り札は、2009年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)をともに戦い抜いた指揮官の期待を一身に背負ってきたが、ついにその期待に応えることは出来なかった。中島が2軍落ちしている間に大城がファーストのレギュラーの座を獲得すれば、1軍に昇格しても、ますますスタメンでの出場機会が減少してしまうだろう。

   中島に代わって1軍に昇格したクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(27)も、その立場は決して安泰ではない。打撃不振により5月6日に2軍落ちしたが、イースタンリーグの試合では打率.189と、復調したとはいえない状態だ。指揮官から守備力を評価されているが、現在、巨人の内野手は、サードを岡本和真(24)が守り、ショートは不動の坂本勇人(30)。セカンドは山本泰寛(25)が定着しつつある。今後は山本、大城とのレギュラー争いになると見られるが、戦いに敗れれば年俸総額2億円超(金額は推定)の代打要員となる。

   原監督は2軍降格の中島に対して、ファームでより多く打席に立つことによって実践のカンを取り戻してほしいとの思いがあるようだが、1軍に再び帰ってきても中島が入り込む余地は...。36歳のベテランが試練の時を迎えている。

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