川崎殺傷・容疑者宅に「テレビとゲーム機」 わざわざ速報のマスコミに識者「フェアでない」

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思い出される宮崎勤事件

   山田氏によれば、これまでにも同様の報道は少なくなく、議員時代にも問題提起してきたという。代表的なのは1988~89年の東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件で、漫画などが散乱した宮崎勤元死刑囚の部屋が何度も報道された一件だ。

   「それ以降、漫画愛好家が苦しんだ時代が続いた。漫画を読んでいると犯罪者になりかねないとの認識が当時はあった。平成の幕開けがそうしたスタートで、令和になってもこうした報道がでるとは」と呆れる。

   山田氏は「他社との取材合戦で、犯人の実像を詳細に表現したいというのはよくわかる」としつつ、「現時点では何が原因かはわからない。何かを報道すれば傷つく人たちもいる。今回のケースでは部屋に色々なモノがあったはずなのになぜゲーム機とテレビをセレクトしたのか。フェアではないと思う。誤解が生じるような報道をしないで欲しい」

(J-CASTニュース編集部 谷本陵)

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