見通せない場所にドローンでお届け 福岡市で「都市部の目視外」実証実験

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配送ロボットから離陸し、建物の影に回り込んで...

   実証実験は、急病人に自動体外式除細動器(AED)を届けるという設定。自律制御システム研究所(ACSL)製の産業用ドローン「ACSL-PF1」をカスタマイズして使用した。約1キロのAEDを積んだドローンは、60~70メートルほどのコースの前半を「EffiBOT(エフィボット)」と呼ばれる配送ロボットに載せられて移動。後半は、ドローンがロボットから離陸して建物の影に回り込み、スタート地点からは直接見通せない目的地に自動的に着陸した。この間、約2分30秒。その様子を福岡市の高島宗一郎市長が実況する中、報道関係者や地域住民が見守った。

   高島市長は

「例えばこのエリアの中で、誰かが急に倒れた。心臓が止まったりしたら、一刻を争って蘇生しなければならない。こういうときにAEDのようなものがいかに早く届けられるかが大事になってくる(中略)SOSを出した時にすぐに届けられるのがドローンの強み」
「こういった実証実験を繰り返しながら、このエリアで安定した飛行ができるかを確認していく」

などと実験の意義を強調した。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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