「隠しておきたい」ことにスポットライトが当たる
ツイッターの利用について男性は、「もっと早くやっておけばよかったなと思うんですね」と振り返る。マスコミの取材をめぐり、苦い経験があるからだ。
「(取材を受けた)記事を見ようかなと思ったら、見出しが『あだ名が「ポイズン」』って書かれて、『こうなるんだ』と。そういうのを繰り返していたんですね。普通の人なら自分が婚約破棄したことや、いじめられたことだとか、できるだけ隠しておきたいじゃないですか。そういうのにしかスポットライトが当たっていない。マスコミを経由すると、『つらかった』というのだけがピックアップされたりする。(ツイッターでは)自分なりにも母親がこう言っているだとか発信し、自分が目にしてきた母親像が少しでも伝われば」
今後のアカウント運用については「事件に一つの区切りが付いたとき、このアカウントは削除したらいいだけ」と語る。
「1つ目は獄中死、2つ目が死刑の執行、3つ目が再審スタート。3つのうちどれかがいずれやってくるのだろうなと。どれかがくるまで、できるだけのことはしていきたい。再審の扉を開くのがすごく難しい。いろんな手段を使って、できる範囲のことはやっていきたい。ツイッターはその一部として(運用している)」
支援者の中で年配の方が増えてきたという。「ネットを使って何かをするだとかという人もあまり多くないというか。息子本人の僕がやるのが一番いいのかなと」。
(J-CASTニュース編集部 田中美知生)