ツイッター担当者が商品化へ奔走
シヤチハタ広報室は27日、J-CASTニュースの取材に「商品化に向けて現在議論中です」と話す。
構想のきっかけは、先の女性の投稿に寄せられた反応の中で「安全ピンよりはハンコの方が良いのでは」といった意見があったためだという。それを見たツイッターの女性担当者が実現に向け動き、現在は別の部署の女性社員と具体的な商品案を練っている。
シヤチハタが「痴漢対策グッズ」を手がけるのは意外とも思われるが、同社は以前から社会貢献に取り組んできた。
16年11月に発売した「手洗い練習スタンプ おててポン」は、子どもの手の平に"ばいきん"のイラストを押印し、印影が消えるまで石けんで手洗いすることで手洗いの練習ができる商品だ。
18年8月には、防災訓練をスタンプラリーで学べるプログラム「防災・減災スタンプラリー」を発表。東北大学と共同開発し、スタンプをおしながら避難経路を回り、楽しく防災・減災の知識を学べる。
痴漢対策用のハンコの商品化もこうした背景がある。同社は「SNSなどでのご意見をもとに、商品化に向けて議論していく」とした。
(J-CASTニュース編集部 谷本陵)