多摩消費生活センター見舞った「ゆるマクロビ」騒動 専門家「公衆衛生上問題視されても仕方のない」

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多摩消費生活センター「認識不足でした」

   唐突に思える中止理由についてJ-CASTニュースが5月7日、多摩消費生活センターに説明を求めると、担当者は次のように話した。

「一般的に浸透している食事法と思っており、批判を招くことになるとは予想できていませんでした。認識不足でした」

一方で、

「マクロビ一辺倒の食事を勧めようとしたわけではありません。4~5月は環境が変わって食生活も変わりやすく、体調不良になることもあると思います。その時、選択肢のひとつとして動物性食品を使わない食事方法もあると示すため、『緩い』の意味で『ゆるマクロビ』としました」

と話す。毎日マクロビ的な食生活をすることを推奨したわけではないという。また、中止告知に対する指摘については、

「当センターの食育講座は常に『地産地消の推進』『食品ロスの削減』の2つをテーマに掲げており、過去にさまざまな切り口で講座を開いてきました。告知ではお伝えしていないことがあったものの、実際の講座の中では触れてきました。地産地消や食品ロスといった言葉を告知の段階であまり前面に出しますと、硬い内容だと受け取られかねず、多くの方々の目に留まらないのではないかと懸念していたためです。

しかし、今回は前面に出さないことが行き過ぎてしまいました。本来はこうした趣旨であることを明示するべきであり、こちらの手落ちであったと反省しております」

と説明。今後については「本来の目的を明確に示しながら、再び企画することも検討したい」と話していた。

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