小谷実可子さん、奥野史子さんら、多くの五輪メダリストを輩出している「シンクロナイズドスイミング」だが、2018年春より「アーティスティックスイミング」と呼称が変わった。しかし、今いち、呼び名がピンと来ない。
なぜ呼称が変わったのか? 「シンクロ」に代わる略称は? J-CASTニュースは、日本水泳連盟(JASF=水連)を取材した。
2018年4月、「アーティスティックスイミング」に変更
日本で定着していた「シンクロ」の名前が消えたのは、2018年4月1日。「シンクロナイズドスイミング」の名称が、「アーティスティック(芸術的な)スイミング」に変わった。
水連によると、
「国際水泳連盟(FINA=国際水連)の決定に伴う対応で決まりました」
国際オリンピック委員会(IOC)から、ソロや混合種目では「シンクロナイズド(同調した)」の表現がふさわしくないとの指摘を受け、国際水連が改称を決めたという。
因みに、日本代表を何度も世界の表彰台に導いた井村雅代ヘッドコーチが率いる「井村シンクロクラブ」も「井村アーティスティックスイミングクラブ」となった。
しかし、長年、「シンクロ」の愛称で親しまれてきた競技。略称って? と19年5月22日、水連に聞くと、
「AS(エーエス)という呼び名を使っています」
ASねぇ...何ともしっくりこない呼称だが、「平成」が「令和」になったように、段々と定着していくのだろうか?
(J-CASTニュース編集部 山田大介)