「何と言ったって『クールビズ』を流行らせた人だ」
過去の「実績」に絡めた反応も見られる。いまや定着した感がある「クールビズ」を先導したのが、環境相時代の小池氏だったからだ。小泉政権時代の05年、環境省は軽装により冷房節約を目指すクールビズを提唱。名前は公募されたものだが、旗振り役となった小池氏は、その年の「ユーキャン 新語・流行語大賞」トップテン受賞者に選ばれている。
かつての「省エネルック」は普及に失敗したが、クールビズは国民に定着した。環境相みずからスポークスマンとして導入をすすめたことは、確かに大きな功績だ。ツイッターには、こんな反応も出ている。
「小池百合子の手腕を過小評価してはならぬ。何と言ったって『クールビズ』を流行らせた人だ。『かぶる傘』だって、きっと......」
バッシングを戒める声も一部で出ているが、果たして東京五輪では、どれだけの「かぶる傘」姿が観客席で見られるのだろうか。