「原監督も愚痴のひとつも言いたくなるでしょう」
5月に入ってから22日までに16試合を消化し、7勝8敗1分と、勝率は5割を切っている。首位・広島とのゲーム差は1.5ゲームとなり、3位・阪神には1.5ゲーム差に詰められている。在京球団の関係者は、現在の巨人のチーム状態を次のように指摘する。
「投手陣、特に中継ぎ、リリーフ陣のコマ不足は開幕前から分かっていたこと。未知数の高橋はここまでよくやっていると思うが、対戦チームが2巡目に入ったので、今後はさらに研究されるので、ここから真価が問われる。打線は岡本の不調が痛い。打てなくも4番なのだからもっと堂々とした態度を見せないと。凡打して首を傾げたりすると、自信がないように映ってしまう。投手陣も菅野の穴を埋めようという意気込みが感じられない。投打がかみ合わずチームに覇気が見られない。あれでは原監督も愚痴のひとつも言いたくなるでしょう」
6月4日開幕の交流戦を控え、5月24日から東京ドームで広島との3連戦がある。大型補強した打撃陣は空回り気味で、エース菅野は戦線離脱...。頼みのドラ1左腕は勝ち星に見放されている。投打にわたる「不協和音」。その音は徐々に大きくなりつつある。